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画竜点睛を欠く

タイトルの如く不完全燃焼なアラフォーブログ 本と音楽と映画が主軸

東西の老舗古書店はどれだけスゴイのか!?

本-古書店

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私を取り巻く古本の世界 

皆さんは本が好きですか? 

私は本が大好きです。それは幼少期から変わっていません。今持っている蔵書の数は1000を軽く超えていると思います。もちろん新刊本も購入しますが、古本屋を巡り安価で価値のある本を探し出して購入する方がメインとなっています。

みなさんご存知の古書チェーン店もいいのですが、個人事業として営んでいる大きな店こそ狙い目です。チェーン店さんの方は、ネットで売る為に仕入先化していることが多く、安く買い取られてしまう傾向も周知されてしまっているので、価値のある本が集まりにくくなっているのも事実です。

友達にはせどりから始めて、現在 宅買い(訪問買取)で古本屋を営んでいる方もいます。そんな古本の世界ですが、創業100年を越える老舗の古書店のことについて書いてみたいと思います。

まずは東の老舗から。

 

一誠堂書店

一誠堂書店

創業は明治36年(1903年)創業者である酒井宇吉さんが新潟で開いたのが始まりとなっています。三年後に東京神田に移転。古本屋というと、こじんまりとした小さな店舗をイメージしてしまいますが、老舗となるとビルです。火事や地震で売り物を消失してしまったのに懲り昭和6年からこのビルで営業されています。

過去、文豪と言われる方達(川端康成、三島由紀夫、松本清張など)を顧客に持ち、世界中の大学(東大、ハーバード、ケンブリッジ)や各国の国立図書館が主要取引先となっているのは信頼の積み重ねが成せる業なのでしょう。

この店を出身とする方も多く、「古本界の天皇」と言われた古書肆 反町茂雄さんもその一人です。

稀覯本

そして現在 取り扱っている稀覯本がアップされていますが、室町期の絵本でなんと1600万円!? 式亭三馬が2冊で400万!立川焉馬(烏亭焉馬)が500万! スゴイな・・・

http://www.isseido-books.co.jp/rarebook/index.html

色の剥落も目立たない綺麗な保存状態の古書ですね。

営業時間は平日10:00~18:30 祝祭日10:30~18:00 定休日は日曜日となっています。取り扱っている本が全て高額という訳ではなく数千円程で購入出来る本も取り扱っていますので機会があれば、訪れてみるのは如何でしょうか。

スゴいイベント

もう終わってしまいましたが、東京では今年3月に国際稀覯本フェア2015というイベントが行われていました。一誠堂書店さんも参加しています。こちらのページで参加古書店が出品している稀覯本の一部がご覧になれます。

約2億円の出品もあったようです。

 

次に西の老舗です。

 

天牛書店

天牛書店は創業者 天牛新一郎さんが明治40年(1907年)に大阪市で開いた露天の古本屋が始まりとなっています。戦前には本店の他、7店舗の支店があったそうですが、空襲ですべてを焼失したとあります。それでも創業者 新一郎さんは、めげずに貸店舗から再興を果たされます。

こちらも著名人の足跡があり、歴史小説家の司馬遼太郎、建築家の安藤忠雄などの御用達だったそうです。

現在は江坂店と天神橋店の2店舗を構え、1999年からネット販売も手がけられています。 

稀覯本

天牛さんも稀覯書目録撰というページで貴重な本を紹介されています。

今 直近のアップは2015-04-10のグランヴィル「当世風変身物語」オリジナル・ポストカード 第2集となっています。グランヴィルという方の擬人化された挿絵を天牛さんがポストカードにして販売しています。著作権の保護期間(死後150年以上経過)はとっくに過ぎているので自由に使えるのはイイですね。 

こちらもイベント(特別展)

又、説明にあるようにオノレ・ドーミエが同時期に活躍していました。ドーミエは風刺画家として有名な漫画の父とも呼ばれる存在でドーミエの本は私も所持しています。けれど、最古の漫画というとこっちでしょうね。(漫画という定義にもよりますが・・・)

今日が6/5なので残り二日です。

(残念ながら以下に鳥獣戯画展のリンクを貼っていましたが消えています)

 

天牛書店は2店舗共に年中無休、営業時間は11時~20時までとなっています。

 

古書薀蓄(こしょうんちく)

今この世で高価な本

これは、うんちくとして知っておくと自慢出来るかもしれません。両方順位が付いていますが、1位だけは共通です。

世界で最も高価な「書籍」トップ10 余裕の億超え:DDN JAPAN

用語の説明

今回 書きました記事の中で分かり辛い用語に関して説明を付け足しておきたいと思います。 

古書肆(こしょし) → 書肆で本屋のことです。古書肆となると古本屋ですね。

稀覯本(きこうぼん) → めったにお目にかかることのない貴重な本のことです。

 

最近の傾向 

ネット販売が主流です。<せどり>というワードも流行りましたが、やる人も増えた為か、アマゾンでは供給過多、本の飽和状態となってるところをたくさん目にします。利用者にとっては良い本(私の感覚で)が1円で手に入るので(実際には送料と併せて258円)とてもありがたいです。

自分にとって価値のある本なのかどうかはリアル店舗だと時間を掛けて吟味すれば、ハズレを購入することはそうないと思いますが、ネットで購入する場合はどうしても本の説明部分とカスタマーレビューに依存するしかありません。

もしそれだけで判断がつかず、他にブログで書評などされてないか探しても無い場合でしかし、値段が高価すぎるなど購入の決断が中々つかない時。そんな時は図書館を利用するのも一つの手です。今はホームページで検索、予約が可能です。わりかし専門書も多く常備されているので、私は意外と通っています。

図書館なんてここ最近いってない方。ふらっと寄ってみるだけでも新しい発見があるかもしれませんよ。

荒野の古本屋 (就職しないで生きるには21)

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