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画竜点睛を欠く

タイトルの如く不完全燃焼なアラフォーブログ 本と音楽と映画が主軸

ネットメディア考 オールドメディア編

レビュー レビュー-Webサイト

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ネットメディアについて考えてみる

以前ポータルサイトについて書いた記事にバイラルメディア、キュレーションメディアについてレビューや考察をしてみたいと書きました。それが今回の記事になります。

ryunosuke.hatenablog.com

今回はオールドメディア編ということで昔から続いているサイトは今どうなのかという検証です。皆さんも昔から利用しているサイトばかりなので「知っているからつまんない」かもしれませんが、今 どんな戦略を展開しているのかという考察を交えていますので多少は楽しんで頂けるかと思います。

ちなみに新聞媒体やテレビ関連、国際報道メディアなどの運営するニュースサイト(大企業法人)と2ちゃんねるまとめサイトは取り上げておりません。新興メディアと主に競合していると感じたサイトになります。

またオールドメディアといった呼称は今回の比較の為、僕が取って付けた呼び名です。厳密に言えば、ネットに対するオールドメディアは新聞やテレビになると思いますので誤解無きようお願いします。

 

ネット黎明期から今まで生き残ってきたサイト

GIGAZINE

gigazine.net

「いや~。知らないわ。」という人の方が珍しい日本を代表するサイトの一つギガジンです。2000年4月1日よりとありますので、開始から16年になります。(実際遡れるアーカイブは2005年)2012年の8月末時点で月間5億5000万PVって想像がつきません。

現在の記事数が37377。16で割ると1年あたり約2336個の記事投稿を行っていることになります。さらに12で割って、ひと月あたり約194個、30で割って1日あたり約6.48なので6~7個となります。質の高い記事というハードルの場合、個人じゃ太刀打ち出来ない数ですね。

そんなギガジンさんですが、自社のサブスクリプションサービスのバナーを貼り付けているじゃありませんか。その名もGIGAZINE シークレットクラブ。

GIGAZINE | GIGAZINE シークレットクラブって何? メンバー登録

月額もしくは年額の支払いにより、特別なサービスを受けられる仕組みです。

実はこれ昔からありました。ギガジン最下部の「GIGAZINEについて」をクリックすれば、このサイトの説明が表示されますが、その中に「2013年GIGAZINEシークレットサービス開始」とあるリンクから今 両端に表示してあるバナーと同じリンクに飛べました。ただ今まではバナーで両端に表示されることなく、ひっそりとサイト説明のページの中にあったのみでした。バナー表示されているのは、ほんとここ最近じゃないでしょうか。

ということは今までは熱烈なファンのみの取り込みだった方針を変え、熱烈まではいかないけど、ある一定層にまで訴えかける形へと転換したのかもしれません。

予想ですが、新興メディア(バイラル、キュレーション)に今までの訪問者を喰われ気味なので、広告収入以外の活路が必要になったのかなと邪推してしまいます。

ただし金額的に・・・

いちファンとしては参加したいと思うのですが、この特別なサービスに対して支払うには躊躇してしまうレベルの金額だと思います。この金額なら正直Huluなどの動画配信サービスや、音楽、コミックなどエンタメ系の定額制サービスとか格安SIMを契約してもう一台のスマホなどを僕なら間違いなく選択するでしょう。もちろん始めた頃から設定している金額なので、値下げが行われれば、いままで支払ってきた人に対して申し訳ないという事情も作用していたりするのかもしれませんが・・・

無駄に収益構造を広げるでなく、新興勢力が淘汰されるのを待つのも一つの選択かもしれません。粛々と今のスタイルを貫き通す。それがあっているのがギガジンなのかなと感じました。

月間1200万アクセス

※2015年6月時点での結果

※similarwebの正確性については疑問視される声もあります

(アナリティクスとの乖離が大きいこともあり)

※PCのみの計測値になります。モバイル(タブレット、スマホ etc)は含みません。

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ダイレクト(ブラウザブックマーク)な流入が突出

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ROCKET NEWS24

rocketnews24.com

はい 予想したとおりかもしれませんが、2番手はロケットニュース24です。アーカイブを遡ると2007年9月からとなります。開始から8年で、現在は約5500万PVほどと掲載されています。そして以外なことですが、運営は製図用品、文房具などを取り扱っている株式会社ソシオコーポレーションが実施しています。

そんなロケットさんですが、こちらは一極集中はせず、他のサイトを立ち上げることで、分散型成長を展開しているようです。ロケットニュース24のサイトの右上に小さくRocket News24 Englishとありますのでクリックすると同じスタイルの英語の記事が現れます。

en.rocketnews24.com

日本版とは提供している記事が違っていて全文もちろん英語ですが、画像が貼られているので、英語が理解出来なくても何となく画像と単語の節々から記事の内容を理解することが出来ます。そしてこれが結構オモシロいのです。アーカイブは2009年1月まで遡れますので、6年が経過しており、現在は6人のライターが投稿しているようです。

en.rocketnews24.com

もう一つはPouch [ポーチ]という女性向けの情報サイトも運営しています。

アーカイブは2008年11月まで遡れますのでこちらも6年程ですね。

youpouch.com

「女性向けなら男はちょっとな~。」と思っている男性諸君。こちらもロケット(英)と同じく、オモシロい記事が満載なのですよ。音楽系だけで申し訳ありませんが、僕が気になって読んでしまった記事を3点ほど。

youpouch.com

youpouch.com

youpouch.com

最近のロケットさんの変化ですが、記事と記事の間に編集者やライター告知の募集が目立つようになりました。

新興メディアの急成長の要因の一つは安い単価で誰にでも記事投稿を募集している点です。プロライターとして活躍されている方も中にはいるのかもしれませんが、主婦や学生のアルバイト感覚での投稿が多いのではないかと推察されます。

質は低いかもしれないが、量で補うという戦略で台頭しており、記事数自体が追い越されると予測できます。最近は質自体も改善されているサイトもあり、グーグルのパンダアップデート(低品質コンテンツの検索結果の上位表示がされににくなる)評価が著しく悪くないようであれば、沢山の検索流入が望めます。

昔から運営しているサイトにしてみれば、由々しき事態ということでロケットさんはプロのライターを増やし、良質コンテンツで勝負をするという対決姿勢を表しているのではと私は想像するのです。

月間680万アクセス

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とてもバランスの取れた流入経路

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その他のオールドメディア 

その他に昔からよく読んでいたサイトを挙げておきます。

www.gizmodo.jp

ギズモードジャパンの他に株式会社メディアジーンはライフハッカー[日本版]コタク・ジャパンなど多くのサイトを運営しています。

karapaia.livedoor.biz

labaq.com

www.yukawanet.com

japan.digitaldj-network.com

 

無くなってしまったサイト

newsing(ニューシング)というサイトをご存知の方も多いと思います。僕は1日1回は覗くという頻度で利用させてもらっていました。しかし2015年3月16日を持って終了してしまいました。

スタッフblogで確認出来るのですが、2006年から8年半に渡り運営をされ、記事数は333,801本と巨大コンテンツだったわけですが、「スマホ時代に併せた多数の事業者様が」というくだりがあるように過当競争には参加せず、サービスを終了させました。

終了の間近にサイト上部へ告知がされていたときは、「まさか。」と思いましたが、本当に無くなってみると残念でなりません。

blog.livedoor.jp

 

所感

特にネットの世界では移り変わりが非常に早いと感じ入ります。ずっと永続的にサービスが受けられるものだと思っていたら、ある日突然 運営が停止されるということが往々にしてあり得るという感覚でいないとダメですね。

今世紀初頭あたりから普及したIT産業はまだまだイノベーションの余地が豊富にある世界だと思いますが、そのイノベーションに飲み込まれ自分の利用していた愛着のあるサイトやアプリが失われてしまうのは、残念至極です。

次は新興メディアについてです。長くなりそうなので、その1その2と分けます。そのあと最後にまとめの記事を書いてみます。